頭を使った慣用句/Japanese Idioms with head
こんにちは!
今日は「頭」を使った慣用句(かんようく)を一緒に勉強していきましょう。
今日は会話でよく使う5つを選んでみました。
まず、「頭を冷(ひ)やす」の意味は、
怒ると頭が熱くなりますよね。
それでは例文で使い方を見ていきましょう。
<例文>
イライラしていたらいい考えが浮かばないから、頭を冷やした方がいいよ。
頭を冷やして考えたら、自分も悪かったと反省した。
2つ目の「頭にくる」は、「怒って興奮する」という意味です。
それでは例文で使い方を見てみましょう。
<例文>
いつも失礼な態度の店員に頭にきて、つい大きな声を出してしまった。
嘘ばかりつく弟に、今日はついに頭に来た。
3つめは「頭があがらない」です。
簡単にいうと、相手の方が力が強くて自分を小さく感じたり、
相手に助けてもらったことが申し訳ないという気持ちです。
例文で使い方を見てみましょう。
<例文>
いつも完璧に仕事をこなす上司に頭があがらない。
彼は奥さんに頭が上がらない。
受験勉強を助けてくれた友人には頭が上がらなくて、
何を頼まれても「いいよ」と言ってしまう。
4つ目の「頭が固(かた)い」はどうでしょう。
実は反対の意味で「頭がやわらかい」もあるんですよ。
みなさんは、頭が固い?やわらかい?
ここでの「頭」は「考え方」と置き換えて考えてみましょう。
「頭が固い」は「自分の考え方にこだわって、そのときや状況に応じて変えられない」という意味です。
「頭が柔(やわ)らかい」というと、その反対になりますので「考え方が柔軟(じゅうなん)」ということになります。
<例文>
父は頭が固いから、私が漫画家(まんがか)になりたいということに反対している。
頭が固い上司に、いつも新しいアイデアを却下(きゃっか)される。
私の先生は頭が柔らかくて、教科書だけでなく色々なものを教材に使っている。
5つ目の、「頭をひねる」は、どうでしょう。
ひねるという動詞は、指先である方向に回す、また少し向きを変えるという意味があります。
ここでは頭や顔の向きを変えるところを想像してみてください。
ちょっと難しいことを考えるとき、みなさんも頭を動かしませんか。
「頭をひねる」の意味は、「いい方法や手段をみつけようとして、色々と考えること。」です。
もう一つの意味は、「疑問に思う。変だなと思う。おかしいと思う」です。
<例文>
試験問題が難しくて、頭をひねっても答えがわからない。
いつもと違う彼の行動に頭をひねった。
頭をひねって素晴らしい解決方法を思いついた。
さて、今日は5つの「頭を使った慣用句」を紹介しました。
是非会話で使ってみてくださいね。
それでは、またオンラインレッスンでお会いしましょう。
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