JLPT N1 Grammar 日本語能力試験 文法 ~にもまして
今日はJLPT N1レベルの文法「~にもまして」の意味と使い方を説明しますね。
「~にもまして」には、二つの形があります。
1. 名詞+にもまして
2. 疑問詞+にもまして
それぞれの意味と使い方を見ていきましょう。
まずは、一つ目の「名詞+にもまして」です。
<意味>
(通常・以前)もそうですが、それ以上に。
<接続>
名詞+にもまして
<例文>
今年のお祭りは昨年にもまして、参加者が増えている。
=今年のお祭りは昨年よりももっと、参加者が増えている。
仕事のことにもまして、今は健康のことが心配だ。
=仕事のことよりも、今は健康のことがもっと心配だ。
JLPTのことも心配だが、それにもまして就職試験のことが気になる。
=JLPTのことも心配ですが、それ(JLPTのこと)よりももっと就職試験のことが気になる。
次に二つ目の「疑問詞+にもまして」の意味と使い方を見ていきましょう。
<意味> ~よりももっと。
<接続> 疑問詞+にもまして
たとえば、「だれにもまして」「いつにもまして」「なににもまして」です。
<例文>
彼女は誰にもまして、頑張っている。
=彼女は誰よりも、頑張っている。
彼はタキシードを着ると、いつにもましてハンサムだね。
=彼はいつもハンサムだけどタキシードを着ると、いつもよりもっとハンサムだね。
私にとってこれは何にもまして大切な思い出です。
=私にとってこれは他の何よりも大切な思い出です。
どうでしたか。
二つの使い方を覚えて、是非会話でも使ってみてくださいね!
試験まであともう少し。
みなさん、一緒にがんばりましょう!
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