PODCAST 第2回 テンション上がる~♫ってどんな時?
こちらの内容はPODCAST「日本語って!」でお聞きいただけます。
こんばんは!えりこです。
この Podcast では日本語教師の私が、
「日本語って面白い!」「日本語って大変!」「日本語って謎!」と思う
エピソードを皆さんにお届けしたいと思っています。
日本語学習者の方そして日本語ネイティブの方に
なるほどと思って頂けると嬉しいです。
さて第2回目は外来語の言葉を取り上げたいと思います。
テンション高いね~!
テンション上げていこう~!
このテンションという言葉について考えていきたいと思います。
これは外来語の一つです。
外来語を簡単に説明すると、
外国の言葉をカタカナにして表現したものです。
外国と言ってもほとんどが西洋の言葉です。
そしてカタカナで書くことが多いので
カタカナ言葉とか横文字と呼んだりもします。
元々日本語は縦書きだったので、
西洋の言葉のように横書きで綴る言葉が元になっているのを
横文字と呼んだりもしています。
最近はカタカナ言葉がとっても多いので、
外国語やカタカナ言葉を使わないで会話を続けるという
ゲームをしたりすると結構難しいみたいです。
是非挑戦してみてください。何分続くかな~。
外来語にはいろんな種類があります。
例えば外国語と同じような意味で使われるものもあるんですけど、
日本語のカタカナ言葉になると意味が変わってしまったり、
意味がずれてしまうということがたまにあるんです。
例えばよく挙げられるのが、「ナイーブ」「クリーニング」という言葉ですね。
そして今日取り上げたテンションもその中の一つなんです。
英語を話す人は、ご存知だと思いますけど、
このテンションの意味は「緊張や不安」を表すんですね。
でも日本語の方が言葉で使う時は意味が転じて、
「気分や気持ち」という意味で使っていることがほとんどです。
一応辞書では誤用、つまり誤った使い方として説明されているんですけど、
おそらくこの誤用がすでに一般的に使われています。
ですから英語で使う緊張や不安の意味だと、
あまり良くない状態を表すんですが、
カタカナ言葉だと気分がいい状態でも悪い状態でも使えるんですよね。
例えばいくつか例文を作ってみたいと思いますね 。
「テストでいい点数が取れてテンションがあがった。」
「 雨が降ってるのに今から出かけなきゃいけなくてテンションが下がる。」
「 あの人ちょっとテンション高すぎない?ちょっとうるさいぐらいだね。」
「 最近あの人のテンションが低いけど、何かよくないことがあったのかな。」
「 彼は酔っ払うとハイテンションになって歌ったり踊ったりする。」
「低血圧で朝はテンションが低めだからあまり話したくない。」
こんな感じで、気分が盛り上がってる時にも
落ち込んでいるときにも使えますよね。
皆さんがテンションが上がるもの、上がることって何ですか。
私はガーデニングが好きなんですけど、
種を植えて小さな芽が出てきたり、果物の実ができた時に、
めちゃくちゃテンションが上がります。
嬉しくてたくさん写真を撮って Instagram のストーリーに
よく投稿してます。よかったら時々見てください。
今ちょうどオリーブが色づいてきていて、
毎朝それを見るとテンションが上がってます。
皆さんがテンションが上がる時ってどんな時ですか。
逆にテンションが下がっちゃうことって何ですか。
よかったらぜひ聞かせてください。
それでは今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
また次回も聞いてくださると私のテンションが上がります。
ではまた。
Comments