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執筆者の写真Eriko Kasai

白い唐揚げの秘密

みなさん、こんにちは。

9月になって台風が次々に日本を通過していきますね。

台風が来るというニュースを見るたびに

 *N3文法~度(たび)に:〜のときはいつも / 〜するといつも

お休みの予定や、仕事の予定が心配になる人も多いと思います。


さて、先日アメリカから友達が遊びに来ているというので、

私の家の近くで会おうという話になりました。


ちょうど友達が遊びに来る日に、

近くの海沿いの公園でイベントがあったので、

二人で行こうということになりました。


でも、当日は台風がもうすぐ来るということが分かっている日で、

既に風が強くなり始めていました。

しかも、そのイベントは屋外で、更に海沿いで行われています。

大丈夫かな~と心配しながらも、会場に行ってみると、

お客さんは少ないながらも、

公園に作られているステージでは音楽を演奏していて、

たくさんのフードトラックと、テーブルと椅子が並んでます

 *(新完全マスター  N1 文法 P.120 自制)


友達と久しぶりの再会を喜び合い、

何を食べようかと会場を見回してみました。

そのイベントの名前は、

「シーサイドBeerテラスin舞子公園with唐揚フェスタ」です。

クレープや焼きそば、台湾ラーメンまでもあって迷いましたが、

やっぱり唐揚げフェスタと言っているので、

全国から集まる有名店の唐揚げを食べない手はありません

 *<否定形>+手はない:それをしない選択肢はない。=是非するべき!


友達と別々のお店のブースで唐揚げを買うことにしました。

そして、揚げたての唐揚げを手にすると、

 *ます形+たて:〜したばかりで(新鮮・新しいことを強調)

びっくりしたことに私の唐揚げが白かったのです。

*N2 ~ことに:とても~

唐揚げと言えば、こんがりと揚がったキツネ色のイメージがあったので、

 *N3 ~と言えば:…を話題にすれば(思い出す関連するもの)

その真っ白な見た目に驚きました。

わたしが「白い」とつぶやくと、店員さんは言いました。

「うちの油は新鮮なので、白いんです!」と。


隣のブースで唐揚げを受けとって、

うれしそうに見せる友達。

そして私の唐揚げをちらりと見て、

「え!?白い唐揚げ?」とやっぱり驚く友達。

「うん。油が新鮮だからだって…。」と私。


友人が買ったばかりの熱々の唐揚げを覗き込みながら、

*N4 た形+ばかり:~して、その後すぐ

「これは、古い油で揚げたから、茶色いってこと?!」と、

私が心で思ったことを英語でつぶやきました。


テーブルに座って、

大好きな枝豆と唐揚げを食べていると、

海からの突風が私たちの持ち物や食べ物を、

びゅうびゅうと吹き飛ばそうとします。





唐揚げと言えば、

世代を問わず、人気のメニューです。

 *N2 ~を問わず:~に関係なく、~を問題にしないで

子供のころから色々なお店や、家庭で作られた

美味しい唐揚げを食べてきましたが、

白い唐揚げは初めてでした。

美味しいことは美味しかったのです

 *N3 ~ことは~が:一応~ですが、しかし(良くないこと)

「油が新鮮だから白い」と、

キツネ色の唐揚げを出すお店が並ぶ中で言った、

店員さんの言葉が、

「無意識に他店をディスってる?!」と思えてしまい、

変な気持ちになりました。


自分が自信を持っていることを伝える時、

伝える場所とタイミングと声量には、

十分気を付けようと思った嵐の前に食べた白い唐揚げの話でした。


みなさんは、白い唐揚げを食べたことがありますか。



白い唐揚げは美味しそうですか。

  • はい。

  • いいえ。

  • わからないけど、興味がある。









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