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Writer's pictureEriko Kasai

昨日と違う今日がある

日本語教師と名乗るようになって15年以上が経ちました。

実は日本語教師になる前は主に貿易会社と教育会社を転々としていました。

楽しい日がなかったわけではないけれど、

どこかで「誰かの仕事を手伝っている」という感覚で、

他人事のように業務に従事していました。


ですが日本語教師になってからは、

毎日自分のために働いているという感覚に変わりました。


日本語教師として仕事ができることが、

本当に幸運で幸せだという話をするとよく聞かれることがあります。


「なぜその仕事を選んで、これからも続けていきたいと思えるのですか。」


もちろん、理由を挙げれば数えきれないほどあるんですが、

一言で言うと「昨日と違う今日がある」からだと答えています。


色々な方と出会い、経験や知識、想いを共有していく中で、

日々自分が変わっていくのを感じられます。

(もちろん学習者の方にも同じように感じてもらえていれば嬉しいです。)


教師とは教える人というよりも、

「学ぶ場を作る人」だと思います。

実際に意志を持って学ぶのは学習者の方ですから、

教師はその場やきっかけを上手く作れる人なのではないかと思います。

そしてもちろん教師も学習者から学ぶことが多いです。


様々な国、世代の方、

自分とは違う文化背景、信念、好みを持つ方と

日本語教育を通じて出会う機会を得ました。

そこで知ることはとても多いですし、

視野はぐんと広がりました。


毎日、一日として同じ日がないのは誰にとっても同じですが、

どうして日本語教師で居続けたいのかと聞かれたら、

やはり「昨日と違う今日がある」と日々成長を実感できるからだと思います。

学習者の方の成長を感じるのも喜びですし、

自分の成長を感じるのも更なる喜びです。

そして明日はちょっとレベルアップした自分で、

学習者の方に提供できるものがあると思うとわくわくします。


みなさんが今の仕事を選んで、続けていきたい理由を一言でいうと何ですか。













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